回収ももちろんですが、賠償もあるようですね。
「美白」は、確かに肌を白くするという成分をしっかり含んでいてほしいものですが、それより優先されるべきは安全性ですよね。
おそらく企業の研究員の方々はいっしょうけんめいお仕事をなさって、
その結果としての独自成分だったのだと思いますが、
それが、このように多くの人に大変な被害をもたらしてしまったのはやはり、最後まで責任をとるよう、事態をすすめてほしいと思います。
それと、同じカネボウでもどれが危険だったのか、どれは危険ではないのか、しっかりアナウンスしてほしいですね。
安価でも良い製品を出してくれている好印象もあるのですから。
先日、美容院へ行っていたとき、
私の隣でカラーリングをしていた方が、
問題があるカネボウの美白化粧品を使っていたということで、
ご本人は被害はなかったようですが、
購入して残っていた化粧品はすべてカネボウへ返品したと言っていました。
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カネボウ化粧品が製造販売する美白化粧品の使用者の間で、肌がまだらに白くなる「白斑」の被害が相次いでいる。
これまでに6800人以上から被害の訴えがあった。このうち、2250人は3か所以上に白斑が表れるなど、比較的症状が重いという。
問題が明るみに出たきっかけは、今年5月、皮膚科医からカネボウに「製品を使用した患者3人に白斑の症状が表れた」という連絡があったことだった。
カネボウは実態把握に乗り出したが、問題の製品を自主回収するまでに2か月近くを要した。その間、消費者には被害情報を何ら明らかにしなかった。
使用者からの過去の相談対応にも問題があった。カネボウが相談例を調べ直した結果、同様の被害の訴えが2011年以降、39件に上っていたことが判明した。
相談を受けた担当者は「使用者の体質による病気」と判断し、登録システムに被害として入力しなかった。化粧品による白斑は、過去になかったためだという。
使用者の訴えに対する判断ミスが、被害拡大につながったと言えるだろう。消費者からの情報を迅速に吸い上げ、対応に生かすはずのシステムも機能しなかった。
(読売新聞-2013年7月26日)
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